おはようございます！寺田商会です。
深谷市といえばやはり「深谷ねぎ」。地元に住む方はもちろん、関東圏のスーパーなどでも「深谷ねぎ」という名前を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この地域は冬の寒さが厳しいため、その気候を活かした「甘くて柔らかい」ねぎが育ちます。深谷ねぎは、見た目は一見普通の白ねぎに見えるかもしれませんが、冬の時期に霜にあたることでぐっと甘みが増し、トロリとした食感になるのが大きな特徴です。
今回は、そんな深谷ねぎについてご紹介します。
深谷ねぎ ― 寒さが育てる甘み
深谷ねぎの収穫期はおおむね来月11月から3月にかけて。特に冬本番の12月から2月にかけては、寒さが厳しくなるほどに糖度が増していきます。
朝晩の冷え込みが厳しいこの時期、畑のねぎは霜柱に包まれながらも力強く根を張り、甘みをたっぷり蓄えています。
農家さんのお話では「寒さにあたるほどねぎはおいしくなる」とのこと。外見は同じでも、この時期のねぎは焼いたり煮たりすると口の中でトロッととろけ、まるで別物のような甘さを感じられます。
深谷ねぎのおすすめ調理法
ねぎは薬味や脇役として使われることが多いですが、深谷ねぎは主役級の存在感。シンプルに調理するだけでごちそうになります。ここでは地元でも人気の食べ方をご紹介します。
1. 丸ごと焼きねぎ
一番のおすすめは、ねぎをシンプルに焼く方法です。
深谷ねぎを洗い、外の皮を一枚残したままグリルや魚焼き器でじっくり焼くだけ。外側が焦げても大丈夫、中の白い部分はとろけるほど柔らかくなり、甘みが際立ちます。仕上げに塩をひとつまみ、または醤油を少したらすと絶品です。
2. ねぎの味噌田楽風
地元でよく食べられるのが「ねぎの味噌焼き」。
焼いたねぎに甘味噌をのせるだけの簡単レシピですが、ねぎの甘さと味噌のコクが相性抜群。日本酒のおつまみにもぴったりで、冬の晩酌が楽しくなる一品です。
3. ねぎ鍋
冬といえば鍋。深谷ねぎをたっぷり入れると、スープに自然な甘みが広がります。
特におすすめは「鶏と深谷ねぎの水炊き風鍋」。鶏のうまみを吸ったねぎは驚くほど柔らかく、体の芯から温まります。風邪予防にもなり、寒い季節の強い味方です。
4. ねぎの豚バラ巻き
フライパンで手軽にできる人気料理が「ねぎの豚バラ巻き」。
深谷ねぎを適当な長さに切り、豚バラ肉で巻いて焼き、タレを絡めれば完成。ごはんのおかずにも、お弁当にもぴったりです。甘辛い味付けにすると、ご飯がどんどん進みます。
5. ねぎのポタージュスープ
意外かもしれませんが、深谷ねぎは洋風料理にも大活躍。
バターで炒めたねぎにじゃがいもや牛乳を加えて煮込み、ミキサーにかけるとまろやかなポタージュに。優しい甘みが広がり、お子さんにも人気です。
栄養面でも優秀な深谷ねぎ
深谷ねぎは味だけでなく、健康面でも魅力がたくさんあります。
ねぎに含まれるアリシンは血行促進や疲労回復に役立ち、ビタミンCも豊富で風邪予防にぴったり。昔から「ねぎを食べると風邪をひかない」と言われてきたのは、ちゃんと根拠があるんです。
特に寒さの厳しい今の時期は、体調を崩しやすい季節。旬の深谷ねぎを毎日の食卓に取り入れることで、美味しく健康管理もできて一石二鳥です。
地元で愛される深谷ねぎ
深谷市の風景には、ねぎ畑が当たり前のように広がっています。寺田商会のお客様の中にも、深谷ねぎを育てている農家さんが数多くいらっしゃいます。日々の手入れや収穫作業は大変ですが、農家さんは「美味しいねぎを待っていてくれる人がいるから頑張れる」と話してくれます。
深谷ねぎは、単なる野菜ではなく、この地域の暮らしや文化を支える存在。寒さの中で甘みを蓄えたねぎを食べると、地元の人々の知恵や努力を実感することができます。
まとめ
これからの寒さが厳しい冬こそ、深谷ねぎが最も美味しい季節です。
焼いても、煮ても、炒めても、その甘さと柔らかさは格別。毎日の食卓に取り入れれば、体も心も温まり、健康にもつながります。
もしスーパーや直売所で「深谷ねぎ」を見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。旬の味わいを存分に楽しめるはずです。そして、このねぎの背景には、深谷で頑張る農家さんたちの努力があることも思い出していただければ嬉しいです。
寺田商会では、これからも地元の農産物や農家さんの魅力も発信していきます。
